社会福祉法人 𠮷野福祉会 YOSHINO FUKUSHIKAI

そだち、まいにち。根っこが太く強くなる

根っこが太く強くなる

毎日見つける小さな違いを原動力に。

自ら考え、行動し、成長する土台づくり

はじめてイチゴを手にした子。ぎゅっと握って潰れてしまいました。
それでも毎日イチゴを手渡すと、いつの間にかそっと摘まんで食べています。
「イチゴは強く握ると潰れるよ」なんて誰も教えません。

潰れて、気付いて。
潰さずに食べたいから、そっと摘まむようになる。
これが「育つ」ことの本質なのではないでしょうか。
私たちは日常の「繰り返し」を大切にしています。
大人にとって同じ繰り返しでも、子どもにとっては違いの連続。

なぜ今日も雨なのに水たまりがないのか、
なぜ昨日いたバッタが今日はいないのか。
そうした違いを原動力に、毎日を育ちの繰り返しへ。
できることを増やすだけでなく、
やってみたい、もっと知りたいという気持ちを育むこと。
そして子どもの未来を支える、強くしなやかな根っこを作ること。
これが私たちの目指す保育の形です。

子供達が並んで笑顔の様子

ここからはじめる、 こころづくり、からだづくり。

私たちは、子どもの「やりたい」という興味・関心を、「床が汚れる」「時間通りに進めたい」といった大人の都合で止めることはありません。体を動かす力、認識する力、理解する力、話す力、交わる力、身辺を自立させる力。子どもの育ちに、どこまでも正直に寄り添って、全面発達を支援する環境がここにはあります。

外で汁椀を持って食事をする子ども

噛むほどに、心と体が育つ食

食べることは心と体の成長の根っこ。旬の食材を使い、できるだけ無添加にこだわった手づくりの給食は、子どもたちの健康な体と豊かな心を育みます。「食」を通じて、自然の恵みの大切さや日本伝統の食文化を伝え、一人ひとりの健やかな育ちをサポートします。

口をすぼめる表情の女の子
手を挙げてスプーンを持つ子ども