
保育理念
大人の心遣いで、子どもは輝く
吉野福祉会の保育園では、「大人の心遣いで子どもは輝く」という理念のもと、すべての子どもが楽しく安心して過ごせる保育環境作りを目指しています。「人は人の中で育つ」という考え方を大切にし、子どもたちは日々の生活の中で豊かな体験を重ね、周囲の人と協力する力を自然と身に付けていきます。私たちは、子ども一人ひとりの要求や興味を尊重し、食事・排泄・遊び・学びといった日常生活を自ら選び取る機会を保障し、温かく寛大なまなざしで子どもたちの成長を見守ります。
保育方針
違いを認め合い、
共に育ち合う保育の実現
ノーマライゼーションの理念を大切にし、障がいの有無にかかわらずすべての子どもが平等に生活し、互いの違いを認め合いながら共に育つ環境を目指しています。子どもたちは自らの興味や関心に基づき、体験を通して遊びきることで「やったー!」という達成感を味わいます。そしてその積み重ねが、やり抜く力や集中力、粘り強さの土台となります。豊かな生活経験と周囲の人と協力する力を育み、これからの課題に向き合う子どもたちの成長を、私たちは温かく見守り支援していきます。
目指す子どもの姿
- 0歳児
- 1歳児
- 2歳児
- 3歳児
- 4歳児
- 5歳児

目標
発達の著しい時期に、食事を重視しながら、神経系・感覚の育ちを大切にする
- よく食べて、よく動いて、よく眠る生活を促します
- 太陽のもとで、砂・泥・水遊びを十分に楽しめるよう見守ります
- 年齢に応じたハイハイをたくさん行い、全身をよく動かすことを大切にします
- みんなの中で過ごし、人と遊ぶ楽しさを感じられるように働きかけます
- 視線をしっかり合わせて、大人と向き合う関わりを大切にします
- 早寝・早起きなど、生活リズムを整えられるよう支えます

目標
言葉が大きく育つ時期に、生の言葉や大人との対話を大切にする
- よく食べて、よく動き、よく話して、よく眠る生活を促します
- スプーンを使って食事ができるようになり、道具を使う手を育つようにしていきます
- 砂・泥・水遊びをたっぷり楽しめるように見守ります
- たくさん歩き、しっかりとした太ももを育てます
- ゆったりと接し、言葉の発達を大切にします
- パンツやシャツの着脱など、身辺自立の芽生えを育みます

目標
子どもの要求や欲求を見極め、友達や大人との関わりを深める
- 箸を使って食事ができるよう見守ります
- 洋服の着脱や排泄など、身辺自立を促します
- 砂・泥・水遊びを友達と楽しくできるよう見守ります
- 友達と役割を決めて遊ぶなど、集団での遊びを楽しめる環境を大切にします
- 折り紙や粘土、ハサミなど手を使った遊びを増やしていきます
- 読み聞かせや歌を楽しみ、表現力を養います

目標
自分で考え、友達と遊ぶ力を育てる
- 何でも食べられる子どもになるように見守ります
- 身辺の自立がほとんどできるように促します
- 友達と一緒に「ごっこ」遊びができるように見守ります
- お手伝いがよくできるよう働きかけます
- 遠足や遠くまでの散歩などで世界を広げ、身体を育てていきます
- 基本のリズム(スキップ)ができるように促します
- 読み聞かせを楽しむ気持ちを育てられるように働きかけます
- 箸をもって食事ができるようにサポートします

目標
話し言葉が完成し、全身運動や友達との協力を深める
- 跳ぶ・走る・投げる・ぶら下がるなど全身運動を高めます
- 水に顔をつける、浮く、泳ぐことができるようにサポートします
- 切る・折る・作るなどの技術を伸ばします
- 友達と助け合い、話し合って遊ぶ力を大切にします
- 野菜作りをします(草取り、土作り、畝作り、虫取り、収穫を喜びみんなで味わって食べる楽しみを知る)
- 給食の準備・片付けの経験を見守ります
- 紙芝居やお話をよく聞けるようになり、歌や音楽も大好きになるよう働きかけます

目標
しなやかで力強い全身運動と、就学に向けた自立・協力を育てる
- 飛び箱や鉄棒、縄跳びなど多様な運動に挑戦できるようサポートします
- 手仕事をたくさん経験できる環境を整え、器用な手の育ちを支えます
- 友達と教え合い、助け合いながら課題を乗り越える力を養います
- 語り聞かせや読み聞かせを楽しみ、表現力や情緒が豊かになるよう働きかけます
- 食事や給食の準備・片付けができるようになるよう見守ります
- 散歩の途中のゴミ拾いや分別など、社会性や協力性を育てます
保育・園の特徴はこちらから
ごあいさつ
自然とともに歩む、子どもたちの成長と保育の原点
理事長 川越 勇藏
吉野保育園は、宮崎市外地に位置し、子育てには自然環境にも恵まれ、申し分のない場所に設立し、約70年を迎え、この場所に移設後20年以上となり、現在に至っております。
現在、法人での姉妹園は宮崎に2か園と福岡に4か園と鹿児島1か園の施設を運営しております。田舎の保育園と中間都市の保育園と大都会の保育園の子育ちの違いを実践しながら、どうしたら良いのか、又どうあるべきなのかを模索し、私達の進むべき保育の原点に戻り、姉妹園の職員と話し合い、今の子どもの姿を眺め観ながら様子を伺い、仮説を立ててその子に合った保育を目指して日夜奮闘をしております。
吉野保育園の歩みと保育への想い
この就学前のこの時期が人間が一番成長すると言われている乳幼児期、「太陽・水・土・風・樹木」に囲まれて育つことは、さまざまな感覚を養い、丈夫な体をつくり、優しい心を育みます。特に「運動と食」は、つまり子どもの遊びを保護者に保障する事を理解して頂く、「子どもの仕事は、遊びきる」。寝て食って寝て食って、遊びを就学するまでに保障してあげる事を保育の柱としています。「子どもは絶え間ない自発運動のなかで、自らを育てて行きます。」故斎藤公子氏は私たちに教えてくれました。
リズム遊びは特別なことではなく、日々の生活を絶え間なく、丁寧に過ごすことだと考えています。そして、友達(集団)の存在が、子どもの育ちに欠かせないものだと考えています。体験して初めて身につくんだなあ~。乳幼児期でのさまざまな経験や体験は、一生の宝物となります。
子育ては、親の忍耐が試される時ですね~。子育ては、急がず・焦らず・ゆっくりと和顔愛語の思いを胸にして、共に育って貰えます様に願っています。
沿革
吉野福祉会は創設から70年以上を経て創設者、川越虎勇の季節ごとの農繁期預かり保育から始まり今日に至っております。自然豊かなこの地に根差し子どもたちの一人一人の個性や発達を大切にする保育を実践して行き時代の変化と共に、地域社会や保護者及び保育者の皆様と手を取り合いながら、より良い保育環境の整備とサービスの充実に努めてまいりました。
吉野保育園 旧園舎
あおき保育園 旧園舎
昭和28年、宮崎市の委託認可を受けて「吉野福祉会・吉野保育園」が設立され、地域の子育て支援の拠点としてスタートしました。同年度「吉野保育園」が第一回目の入園式を迎えてから以降、地区公民館から独立し園舎の移転改築へと着実に歩みを進めて来ました。
平成13年 吉野保育園 新園舎完成
平成13年 吉野保育園 職員集合写真
平成13年 斎藤先生来園
平成13年 ロールマット実演
平成13年には現在の地に新築移転し、この地区に溶け込みながら定員増の変更を行ない又公設民営化移管により平成24年度にあおき保育園、平成28年度に福岡県行橋市大橋保育園が公設民営化移管により吉野福祉会の運営が始まり翌年には両施設の全面改築されるなど、より多くの子どもたちを受け入れる体制が整いました。創業期から着実に歩みを進め、保育内容や環境の充実を図ってきた時代です。
環境面についても、平成元年には吉野保育園で「公開」卒園式が行われ地域との繋がりを深めました。施設面では、手作り組み立て式プールや木製デッキ、テラス・園舎の整備等車いす用のスロープ、屋外トイレ、乳児棟の新設など、子どもたちの安全と快適さを追求した時期でもあります。宮崎県エコ保育園認定や認可保育園より両施設の幼保連携型認定こども園へのチェンジ事業の幅も大きく広がり、地域に根差した多様な保育サービスを提供する法人へと成長しました。
木製デッキとパーゴラ完成(宮崎県補助事業)
令和に入っても吉野福祉会は新たな挑戦を続けています。福岡市南区の企業主導型保育園「おおはし保育園」や太宰府市の「いなほ保育園」など新たな園の開設を通じて、より多くの子どもたちとご家庭を支える体制を整えてきました。今後も「ノーマライゼーション」の理念のもと、障がいの有無や環境の違いにかかわらず、全ての子どもが安心して過ごせる保育を目指します。地域と共に歩み、子どもたちの未来を見据えた質の高い保育と、時代に応じた柔軟なサービスの提供にさらに努めてまいります。
(仮)坂之上ひなた保育園 新築工事安全祈願祭
(仮)坂之上ひなた保育園 設計予定図
法人概要
- 名称
- 社会福祉法人吉野福祉会
- 所在地
- 宮崎県宮崎市大字金崎2953番地
- 電話番号
- 0985-41-1133
- FAX
- 0985-41-1134
- 創設者
- 川越虎勇
- 理事長
- 川越勇藏
- 従業員数
- 220人(2025年4月1日現在)
- 顧問弁護士
- 弁護士法人加藤法律事務所
- 顧問税理士
- 税理士法人アイビーパートナーズ
- 顧問社労士
- 八光宜和社労士事務所






