どんなサービスなの？

吉野福祉会では、新たに「保育所等訪問支援サービス」を開始します。専門スタッフが保育園、幼稚園、認定こども園、そして小・中学校などを訪問し、お子さまとその周囲の大人（保育士・教職員・保護者）の両方をサポートするサービスです。
当法人の児童発達支援事業所「発達支援ひだまり」を利用するお子さまを中心に対応しますが、将来的にはより多くの施設のお子さまにもサポートの輪を広げていきたいと考えています。

対象となる方

● 保育園、幼稚園、認定こども園、小学校・中学校などに通い、集団生活で困難や不安を感じているお子さま
※「発達支援ひだまり」利用者だけでなく、他法人の事業所を利用しているお子さまも対象となります
※通所受給者証をお持ちの方が対象となります

どんな人が訪問する？

訪問するのは、保育士・作業療法士（OT）・公認心理師などの発達支援の専門スタッフです。お子さまの特性に合わせ、最適な支援プランを作成し、ただ見守るだけでなく専門知見に基づいた関わりを行います。

どんな支援をするの？

● お子さまへの支援（直接支援）
‒ 集団のなかで安心して過ごせるよう、環境調整・活動の見通しづくり・声かけの工夫など、お子さま一人ひとりの特性に合わせたサポートを行います。

● 保育者・教職員への支援（間接支援）
‒ お子さまへの関わり方や環境づくりのアドバイス、集団生活をスムーズにするための工夫を共有します。教員・保育士の皆さまの負担軽減にもつながります。

● 保護者との連携・フォロー
‒ 支援内容の振り返りや家庭での関わり方の助言を通じて、ご家庭とも連携します。お子さまを取り巻く環境全体を見据えた支援を行います。

なぜこのサービスが必要？

● 集団生活のなかで「なんとなく馴染めない」「友だちや先生とのやりとりでつまずきがち」「環境の変化で不安になる」といったお子さまには、専門的な関わりが必要な場合があります。保育所等訪問支援は、そうした“気づきにくい困りごと”を早期に把握し、解決をサポートします。

また、従来の「通所型支援（教室や施設での支援）」だけでは見えづらかった、集団場面でのリアルな困りごとに対応できることが大きな強みです。

● お子さまだけでなく、保育・教育の現場やご家庭も含めた “多角的な支援” を行い、長期的に安心して通える環境づくりを目指します。

ご利用までの流れ（イメージ）

1. ご相談
ご家庭、お子さまの状況、通っている施設についてお伺いします。

2. 支援計画の決定
訪問支援の内容・頻度・訪問スタッフの構成などを決定します。

3. 定期訪問開始
お子さまへの支援、施設への環境調整・助言、保護者との連携報告などを実施します。

4. 振り返りと見直し
一定期間後に状況を確認し、継続支援の要否や内容を保護者・施設と一緒に検討します。