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心地よい秋風が吹き、散歩がますます楽しい季節になりました。吉野保育園では、年齢によって散歩の行き先が変わります。
0・1歳児が向かうのは、やぎのところです。しばらく眺めたり、草を差し出してみたり。まずは「外に出て、何かに出会う」ことからの一歩です。
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2・3歳児は、園のまわりをのんびりと散策します。神社にお参りをして、境内のどんぐりを拾う。歩ける距離が伸びると、行ける場所も増えていきます。
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そして4歳児からは、少し遠くまで足をのばした長距離散歩へ。田んぼに挟まれたのどかな道が、秋の宝庫です。数珠玉、寒いちご、むかご、あけび、ムベ。どれも店先には並ばない、その道でしか出会えないものばかりです。
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先日、3歳児クラスの子どもたちが、高いところに実るムベを見つけました。見上げた先に、まだ青みの残る実。
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それからというもの、散歩に出かけるたびにその場所へ立ち寄るようになりました。「まだかな」「ちょっと赤くなった?」と見上げては、また次の日。収穫できる日を、みんなで待っています。
一度見つけて終わりではなく、通うたびに少しずつ変わっていく。同じ道を何度も歩くからこそ、こうした「待つ時間」が生まれます。カレンダーの日付ではなく、実の色で季節を知る。子どもたちは、そんなふうに秋を感じています。
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歩くことは、体をつくることでもあります。でこぼこの道、坂道、田んぼのあぜ道。足の裏に伝わるさまざまな感覚が、子どもたちの体を育てていきます。
これからは、どんぐりや色づいた葉っぱとの出会いも楽しみな季節です。たくさん歩いて、たくさん見つけて、心と体いっぱいに秋を感じながら、子どもたちと一緒に小さな発見を楽しんでいきたいと思います。