社会福祉法人 𠮷野福祉会 YOSHINO FUKUSHIKAI

坂之上ひなた保育園今日のできごと

ぞうきんがけから始まる、今日の一日

4月に開園して、まもなく6か月が経とうとしています。

真新しかった保育室にも子どもたちの声が染みこみ、毎日の遊びや活動を楽しむ姿が見られるようになりました。朝の支度、給食、午睡。ひとつひとつの生活が、この園のリズムとして根づいてきています。

坂之上ひなた保育園が毎日の活動のひとつとして取り組んでいるのが、ぞうきんがけです。

始まりは、ぞうきんを絞るところから。これが思った以上に難しいのです。はじめのころは力の入れ方がわからず、持ち上げるたびにぽたぽたと水が落ちる。床がぬれて、ぞうきんはビチョビチョのまま。「どうやったらできるかな?」と、両手をひねってみたり、体ごと使ってみたり。友だちのやり方をのぞきこむ子もいました。

それを毎日くり返すうちに、しっかりと絞れるようになりました。手首をひねる感覚は、教わって身につくものではありません。何度も失敗して、自分の手で見つけていくものです。

そして、いよいよぞうきんがけへ。両手でぞうきんを押さえ、おしりを上げて、前へ前へと進んでいきます。最初はバランスを崩して転ぶ子が続出しました。足がついていかない、手だけが先に行ってしまう。それでも起き上がって、また構える。少しずつコツをつかみ、今では笑いながら部屋の端まで駆け抜けていきます。

ぞうきんがけは、掃除であると同時に、全身を使った運動です。手でしっかり体を支え、足で床を蹴り、背中と腹に力を入れる。この姿勢が、これから走る・跳ぶ・登るといった動きの土台をつくっていきます。きれいになった床を見て「できた」と顔を上げる瞬間も含めて、大切な時間です。

毎日の積み重ねを大事にしながら、子どもたちの「できた」を、これからもたくさん見つけていきたいと思います。