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今年の4月、年長児が宮崎市の「砂の造形展」を見に行きました。大人の背丈を超える砂の作品を前にした子どもたち。あれから半年、園の砂場がすっかり変わりました。
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手とスコップで、掘る。積む。固める。砂山をつくったと思えば、今度はケーキ屋さんや団子屋さんが開店します。「ここに水を流してみよう!」と誰かがバケツで水を運んでくると、そこからまた別の遊びが始まる。同じ砂場が、日によってまったく違う場所になります。
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おもしろいのは、年齢によって砂場での姿がまるで違うことです。
0・1・2歳児は、砂に触れることそのものを楽しみます。両手で握ってみる。指のあいだからさらさらと落としてみる。大人がつくった砂山を、うれしそうに壊す。大きな砂山に足を取られながら一生懸命によじ登り、てっぺんから全身でごろんと転がってみる。手のひらだけでなく、足の裏で、おなかで、砂を感じています。砂場は、全身を使って遊べる場所なのだと、この子たちの姿が教えてくれます。
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3・4・5歳児になると、遊びの中身が変わります。「こうしたらもっとおもしろそう!」とアイデアを出し合い、役割を決め、うまくいかなければやり方を変える。トンネルが崩れれば、どうすれば崩れないかを考える。水を流す道をつくるために、どこを掘ればいいかを話し合う。友だちと力を合わせながら、遊びそのものを自分たちでつくっていきます。
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砂を握るところから始まった遊びが、いつのまにか、考え、試し、工夫する遊びへと育っていく。同じ砂場のなかに、その連続した育ちが見えます。決められた手順もありません。砂と水と、時間さえあればいい。
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今日も砂場から、にぎやかな声が聞こえてきます。