社会福祉法人 𠮷野福祉会 YOSHINO FUKUSHIKAI

大橋保育園今日のできごと

【日本の伝統】苗から育てた藁で…世界に一つだけの「しめ縄」完成!


黄金色の稲穂を収穫したあの日から数ヶ月。 お米の収穫を終えた後も、自然の恵みはまだまだ私たちを楽しませてくれます。
今回は年長クラスの子どもたちが、自分たちで刈り取った「藁(わら)」を使った、お正月の「しめ縄作り」に挑戦しました。

「わぁ、いい匂い!」「ちょっとチクチクするけど、あったかいね」 山積みの藁を前に、まずは全身で素材の感触を味わう子どもたち。

お日様の匂いがする藁のベッドは、最高の遊び場でもあります。

遊びの後は、いよいよ職人の顔つきへ。 本格的なしめ縄は、大人の力だけでも、子どもの力だけでも作れません。

「ここは僕が押さえるね!」「もっとギュッとして!」 藁を運ぶ係、端を強く押さえる係、そして職員と一緒に力いっぱいねじる係。

役割を分担し、声を掛け合いながら、一本の太い縄へと編み上げていきます。その真剣な眼差しは、伝統を受け継ぐ小さな継承者のようでした。

みんなの力を合わせて完成した世界に一つだけのしめ縄は、現在、園の玄関に堂々と飾られています。

子どもたちの元気なパワーと、新しい年への願いが込められたこのしめ縄が、園全体を温かく守ってくれているようです。
ご来園の際は、ぜひ頭上を見上げて、子どもたちの力作をご覧ください。