社会福祉法人 𠮷野福祉会 YOSHINO FUKUSHIKAI

おおはし保育園年間行事今日のできごと

大水槽の前で、みんなの足が止まった ── きりん組・だいず組の合同お泊り保育

大水槽の前で、子どもたちの足が止まりました。頭上をエイが横切り、イワシの群れが銀色の帯になって流れていきます。しばらく、だれも動きませんでした。

おおはし保育園のきりん組と、いなほ保育園のだいず組。2園の年長児がいっしょに過ごす、1泊2日の合同お泊り保育です。当初は海や川での活動を計画していましたが、地震の影響を踏まえ、安全を最優先に内容を見直しました。行き先はマリンワールド海の中道へ。宿泊先のいなほ保育園では、プールあそびとフォトフレーム作りに変更しています。

見学を終えて園に戻ると、待っていたのはプールです。水しぶきを上げて走る子、思いきり顔をつける子、友だちと水をかけ合って笑い転げる子。
はじめは少し離れて様子を見ていた子も、気づけばまん中で弾けるような笑顔を見せていました。ちがう園の友だちと過ごす時間が、少しずつほどけていきます。

夕食は、自分で生地をのばしたピザ。具をのせる手つきは真剣そのものでした。焼きたてを一口ほおばって「美味しい!」と声をあげる姿に、こちらまで顔がほころびます。自分でつくったものを、みんなで食べる。それだけのことが、この日はとびきりのごちそうでした。

特別な2日間でしたが、日常の基盤は崩さないよう意識しました。自分の荷物は自分で管理すること。使ったものは元の場所へ戻すこと。そして、普段から大切にしている「リズム」も欠かしませんでした。行事だからと特別扱いにするのではなく、いつもの生活の延長にお泊まりがある。そう感じられる2日間にしたいと考えたからです。

つくったフォトフレームには、この2日間の写真が入ります。手元に残るものがあるということが、子どもたちにとっては何よりの証しになるのだと思います。

仲間と支え合い、自分のことは自分でやり遂げた1泊2日。迎えに来た保護者の方を見つけたときの顔は、来たときよりもずいぶん頼もしくなっていました。