社会福祉法人 𠮷野福祉会 YOSHINO FUKUSHIKAI

あおき保育園年間行事今日のできごと

鯉のぼりが完成したよ!——本物の鯉を見て、触れて、描いた大作

6月の鯉つかみ体験から、この日はずっとつながっていました。あのときの、手に伝わった重さと、ぬるぬるとした感触と、きらりと光った鱗の模様——それが、年長組の子どもたちの中でずっと生きていました。

「鯉のぼりを自分たちで作ろう」。お父さん鯉とお母さん鯉、2匹の大きな鯉のぼりに挑戦です。

まず、真っ白な大きな布に鉛筆で下書きをするところから始まりました。「あの鯉の顔、どんな顔だったっけ?」「うろこはこんな形だったよ!」と、お友だちと話し合いながら筆を進めます。鯉を実際に手で抱えた体験があるからこそ、思い出す言葉には具体性がありました。

下書きのあとはペンで線をなぞる作業です。はみ出さないように、一本一本ていねいに——子どもたちの目は真剣そのもので、思わず見入ってしまうほどでした。

色付けは、子どもたちが話し合って決めた色で進めます。どの区画を何色にするか、自分たちで決めてから塗り始める——その過程も立派な制作活動です。自分の体より何倍も大きな布を前に、根気よく塗り続けた時間は、きっと子どもたちの中に残り続けるでしょう。

7月17日の夏祭り会、法被と鉢巻きを身にまとった年長さんが、完成した鯉のぼりを抱えて登場しました。黄色とピンクのお父さん鯉、淡い緑とピンクのお母さん鯉——やわらかく美しい色合いの大作に、下のクラスの子どもたちからも大きな拍手が贈られました。

本物を見て、触れて、仲間と話し合い、根気よく手を動かし続けた末に完成した鯉のぼり。それを自分たちの手で掲げて歩くその姿に、年長さんらしい誇らしさが輝いていました。

本物の重さと感触が、こんなに大きな作品になって帰ってきました。「見て、触れて、作る」——それがさくらさくらんぼ保育の造形です。