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空の下、特設プールに放たれた鯉たちを前に、子どもたちの目が一瞬固まりました。ゆうに30センチを超える鯉が、ぐんぐんと水をかき分けて泳いでいます。「大きい……」——でも、その驚きはすぐに好奇心に変わりました。
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裸足でプールに入り、ぬるぬるとした感触に驚きながらも、両手を伸ばして鯉を追いかけます。逃げるたびに「あ!」「もうちょっと!」と歓声があがり、会場はあっという間に熱気に包まれました。そしてついに——「つかまえた!」両手でしっかり抱えた鯉の重さに、満面の笑みがはじけました。
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今回は特別に、ヤマメのつかみ取りも体験させていただきました。鯉とはまるで違う——川魚特有の素早さに「全然つかめない!」と苦戦しながらも、諦めずに追いかけていく姿が印象的でした。何度も手からすり抜けるたびに笑い声がはじけ、悔しさと楽しさが混ざったような、あの瞬間しか見られない表情がそこにありました。
つかまえたヤマメは、その場で串に刺して炭火で焼いていただきました。塩をまぶして火の前に並んだ姿は、保育園の庭とは思えない本格的な光景です。じわじわと香ばしい香りが漂い始めると、「いい匂い!」「早く食べたい!」と待ちきれない様子でした。
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焼き上がったヤマメを一口食べると、「おいしい!」という声がいたるところから聞こえてきました。自分たちで追いかけ、捕まえた魚だからこそ、その味は格別だったことでしょう。
生きている魚を手でつかむこと。その感触と重さを全身で受け止めること。そして、命をいただいて食べること——この一連の体験が、子どもたちの心にどんな種を蒔いたか、今すぐにはわかりません。でも、あの真剣な眼差しと、口いっぱいにほおばったときの笑顔が、きっと何かを物語っています。