社会福祉法人 𠮷野福祉会 YOSHINO FUKUSHIKAI

おおはし保育園年間行事今日のできごと

ゴールの先に、大好きな人が待っている ── 第8回運動会

スタートの合図で、ドキドキしながら走り出した小さな体。ゴールの先に大好きな保育士の姿を見つけたとたん、一直線に駆けていきました。胸に飛びこみ、ぎゅっと抱きつく。それまでの緊張がほどけた、安心しきった笑顔がそこにありました。

先日、おおはし保育園の第8回運動会を開催しました。

おおはし保育園では、運動会を特別なイベントとしてだけでなく、「日常の保育の1日」として捉えています。普段から保育園で遊んでいる姿、遊びのなかで培ってきた心と体の育ち。その延長線上にある一日を、保護者のみなさまに見守っていただく機会として大切にしています。

プログラムは、年齢と日々の発達に合わせて組み立てています。

0・1・2歳児のかけっこや障害走では、いつもと違う環境に少し緊張した表情を見せる子、涙がこぼれる子もいました。それでも、スタートラインに立ち、自分の足で走り出す。冒頭の場面は、そのゴールでの出来事です。日々の保育のなかで育まれた保育士との信頼関係が、こういう瞬間にあらわれます。

3・4・5歳児になると、さらにたくましい姿を見せてくれます。障害走やリレーでは、少し難しいことにも果敢に挑戦していました。高いところから思いきってジャンプする子、バランスを取りながら丸太を渡る子。

年長児は登り棒で、上を目指して全身を使います。手も足も、背中も腹も総動員して、少しずつ上へ。真剣そのものの表情に、見ているこちらまで力が入りました。

運動会で大切にしているのは、うまくいったかどうかではありません。たとえうまくいかなくても、最後までやりきったこと。その子なりに楽しんだこと。そこをたくさん褒めてあげたいと考えています。

走るのが速い子も、ゴールまで時間がかかった子も、泣きながら走った子も。すべての子どもたちの「いま」が、成長の大切な一瞬です。

その一瞬のいまが、子どもたちにとっての宝物となり、ゆくゆくは「心の根っこ」になっていくことを願っています。