社会福祉法人 𠮷野福祉会 YOSHINO FUKUSHIKAI

あおき保育園年間行事

3メートルの棒のてっぺんまで ── 市民の森での運動会

見上げると、棒のてっぺんは3メートルほど先。年長児が両手と両足でしっかりと棒をはさみ、ぐっと体を引き上げます。少しずつ、少しずつ上へ。地上から見守る声援のなか、最後のひと伸びで手が頂点に届きました。

10月、気持ちのよい秋晴れの下、市民の森の広場をお借りして、あおき保育園の運動会を開催しました。

あおき保育園では、運動会を日々の保育の延長として捉えています。普段のリズム遊びや園内での遊びのなかで育ってきた姿を、保護者のみなさまにご覧いただく機会。そう考えて、毎年の内容を組み立てています。

0〜2歳児クラスの子どもたちは、はじめのうち、いつもと違う場所に戸惑う様子も見られました。広い芝生、知らない景色、たくさんの大人の視線。それでも時間が経つにつれ、いつものように遊び出す姿、一生懸命にゴールへ向かって走る姿が見られるようになりました。

保護者席にお父さんやお母さんを見つけて、少し涙ぐむ場面もありました。それもまた、この年齢らしい一日の記録です。愛らしくも、たくましい。一人ひとりの成長を感じていただけたのではないかと思います。

3〜5歳児クラスになると、見せる姿が変わってきます。バランスを取りながら平均台の上を駆けていく子。競争心いっぱいにバトンをつなぐリレー。ひとつ下の年齢とはまた違う、頼もしさがありました。

そして年長組の団体競技、のぼり棒です。冒頭の場面は、このときのものでした。手の力だけでは登れません。足で棒をはさみ、腹と背中に力を入れ、全身を使って上がっていく。日々のリズム遊びで積み重ねてきた体の力が、いちばんはっきりと形になる競技です。

温かい声援をたくさん受けて、子どもたちはとてもいい表情で輝いていました。

これからも日々の保育の質と意味にこだわりながら、子どもたちの健やかな育ちを支えていきたいと思います。