宮崎を飛び出し、大分県・久住山を目指す2泊3日の「お泊まり保育」へ出発しました。親元を離れて過ごすこの旅は、子どもたちにとって大冒険の始まりです。
初日は、大分県豊後大野市の「原尻の滝」へ立ち寄りました。轟音と共に流れ落ちる滝の迫力に圧倒されつつ、愛情たっぷりのお弁当でパワーチャージ。

その後の吊り橋散策では、足元の高さに「怖い…！」と足がすくむ子もいれば、「滝が見えた！すごい！」と身を乗り出す子も。ドキドキとワクワクが入り混じった、賑やかなスタートとなりました。

2日目は、いよいよ登山本番です。 登山口では朝の冷え込みでできた霜柱を発見。「見て！氷があるよ！」と、自然の不思議に目を輝かせる子どもたち。

登山道に入ると、息を切らすほどの急勾配が続きましたが、秋色に染まり始めた木々や、足元に咲くリンドウの花がみんなの背中を押してくれました。
何より印象的だったのは、困難な場面での子どもたちの姿です。

大きな岩場や滑りやすい斜面では、「ここ気をつけて」「手を繋ごう」と自然に声を掛け合い、友だちの手を引く頼もしい場面が数多く見られました。

自分のことだけでなく、仲間のことを思いやる心が育まれています。

快晴の空の下、励まし合いながら全員で辿り着いた山頂。そこで見せた達成感に満ちた笑顔は、出発時よりも一回り逞しく輝いていました。

大自然の中での経験と、仲間との絆。心も体も大きく成長した、実り多き3日間となりました。